研究紹介

これからの快適な生活空間を考えるために、
伝統的な建築物や集落空間を調査する。
木造建築等の現状を調査し、今後の提案に繋げる。
  研究を行なっています。

 最近の主な研究を紹介します。

伝統から学ぶ

安来の町並み

鉄の積出港として栄えていた安来市安来町の町並みと建物を調べています。
鉄問屋として栄えた立派な町屋などが見られます。

 

出雲の茅葺き屋根

島根県出雲地方の茅葺き屋根の分布と工法を調査しています。
また、今後の保存活用方法を検討しています。

 

日本海の舟小屋

日本海沿岸に多く残されている舟小屋を調査しています。
島根県では、隠岐の島と島根半島、中海の周辺に多く見られます。

 

柿小屋

東出雲の畑集落に多く見られる、干柿を作るための専用の小屋です。
干柿を作るための常設の小屋は珍しく、乾燥のための様々な工夫がされています。

 

荒島石の建築物

中海に面する荒島に多い石造の建築物です。
地元産の荒島石を使用して、蔵や主屋の一部を作っています。

 

この他にも、様々な地域の建物に関する調査を行なっています。

新しい木造建築を考える

島根県の公共木造建築物

島根県に建設された大型の公共木造建築の調査を行なっています。
構法や生産組織を調べ、これからの公共木造のあり方を考えます。

 

福島県の木造仮設住宅

福島県に建設された、木造仮設住宅の調査を行ないました。
配置や建築構法、コストや再利用の状況に関して調査を行ないました。

 

木造建築の可能性を考えるとともに、木の良さを活かした卒業設計の指導も行っています。